富士登山

今年の4月頃から富士山に登ろうよって話が出てて、行きたいと言いつつも、本当に行くことを何となく想像してなかった私。が、しかし、女子3人で本当に登ったのでした。
まず先に結論。私、相当、富士山を舐めてたようです。難なく登頂できると思ってました。そりゃあ、酸素が薄いこと、上層部は夏でも気温0℃位になること、山の天気は変わりやすいこと、などなど、前情報として知ってはおりました。だから、酸素補給グッズに防寒具に雨具と、たくさんナップザックに詰め込んで、重たい荷物を背負い込み、いざ富士五合目へと向かったのでした。そして登り始めて間もなく、何かがおかしいと思った。息が上がるのが早すぎる!日頃の運動不足がたたって、体力には、ほとほと自信はないけれど、それにしても早すぎる。まだ緩やかな登り坂なのに、50mも歩くと、息がハァハァ上がるのです。これが酸素が薄いってことなのか…?!と早くも五合目から実感。3人のうち、唯一富士山登頂経験のある友人から「もっとゆっくりのペースにしたほうがいいよ、息が上がらない程度で行かないと後が続かないから」と的確なアドバイスをしてもらい、高山病の危険に怯えつつ、息が上がらないように気をつけるんだけど、どうにも無理で。結果、六号目、七合目と進むうち、だいたい10mに一度は立ち止まって、息を整えてまた進むという、何とも非効率的な登山になったのでした。それでも、頑張って八合目を過ぎ、もう少しで九号目という辺りで、とうとう私ともう一人の友人が軽い高山病になってしまったらしく、頭痛と吐き気に襲われてしまい、唯一登頂経験のある友人からストップがかかったのでした。せっかくここまで来たんだから、頂上の景色を見てみたいと思ったんだけど、「無理を感じたら、潔く諦めるのも、登山の心得です」ということで、今回は限りなく九号目に近い八合目で(ここ大事!)断念して下山ということに。けれども、その諦めたポイントでご来迎を見ることは出来ました。すっごいキレイだった。何であんな大変な思いをして、みんな山に登るのか。それは、夢みたいなこんな景色が本当にあるんだって、実感するためじゃないかと思ったのでした。

これは、空が明るくなり始めた頃

そしてこれが、ご来光

これは、夜明け間近の雲海

そして、これは日が昇った朝の雲海。マンガのワンピースに出てきた空島にいる気分。
雲より上に居たのでした。

今回は、頂上まで行けず残念でした。そのうちまた、体力を付けてチャレンジしようかと思います。